おしゃべりという特効薬

「しゃべらないとびょうちになる」

今日も卓球帰りだという。
他の未亡人たちを誘ってカラオケに卓球。

「未亡人友の会」のごとき様相だ。

荒川さんは昨年妻を亡くした。
独居だが、色々工夫し頑張っている。
少々の血糖値上昇も許してあげよう。

「いつも若いTシャツ着てますねえ」
黄色のTシャツ。
“BORN TO LIVE”
と書いてある。
「荒川さんは、”Born to talk” やね!」

「そっ、”Born to talk” !」

患者さんの満面の笑み。
医者の病も治せる。
(ちなみに健康です)

未開の地に憧れて

昨日 “comfort” の語源のことを書いた。
語源を探るとなかなか趣深い。
「道」は英語で “road” だ。
これは “route” と同じ語源らしい。
“route” は “rupt(崩す)” から変化した。
つまり森林を切り拓いたイメージだ。
英語の「道」とは切り拓くものなのだ。
与えられるものではないのだ。

翻って武道、華道、茶道はどうだろう?
先人の遺した道を辿る。伝統を継承する。
そういうイメージを持つのは自分だけか?
先人を超えていく人が少ない気がする。

誰もやっていないことに挑戦する。
未開の地を開拓する。
勇気と根性を持つ種だけが生き残った。
誰もみたことない景色を見たい。

Like A Rolling “Stone Free”

早い話が
灯台の下は暗いけど、隣の芝は青く見える
ということだ。

「田舎がある人はいいなあ」
木元さん(84歳女性)はもらした。
木元さんは東京生まれ東京育ち。

GWどこへも出かけなかったらしい。

世界住みたい都市ランキング。
東京は7位である(ちなみに3位は大阪)。
世界中の人が住みたい場所だ。
生まれ育った人にはわからない。

ありがたみがないのだ。

元木さんは自転車圏内しか移動しない。
東京タワーに上ったことがないし、
六本木にも新宿にも行かない。
多分田舎に生まれていても同じだろう。

田舎から出なければ故郷は存在しない。

移住すれば「うらやましい」は消える。
定住者だけがうらやましがるのだ。
実際、同級生に
「東京ええなあ」
とよく言われる。
「住めばええやん」

移住する人は、まずいない。

「同じ場所に留まり、うらやむこと」

多くの人にとってそれが「快適」なのだ。

ちなみに「快適」は “comfort” と訳される。
“comfort” とは
“com(完全な)・fort(力)”
つまり「完全な力を出せる状態」だ。
ホームでは完全に力を発揮できる。
アウェイでは力が出せない。
日本語の「快適」は「受け身」な印象だ。

お山の大将でいることは快適か?
「内弁慶」は幼稚臭い。
”Rolling Stone” になると決めた。
宇宙は広い。
飽きたらすぐに移動だ。