お医者さんごっこ

早い話が、「言葉には功罪ある」
ということだ。

3歳の娘のマイブームは「医者」だ。
幸か不幸か医師の娘として生まれた。
お医者さんセットが3つもある。
医者の道具のオモチャだ。
もちろん親が買い与えるわけはない。

聴診器を当てさせろ、とやってくる。
ホンモノの医師はされるがままだ。
「勇敢な音ですね。大丈夫ですよ」
勇敢な音…
まいったな…

「定型語」で患者さんに説明する。
自分の持っている「フレーズ」を探す。
先入観や偏見につながるかもしれない。
重大な見落としにもつながる。

言葉の罠にはまってはいけない。
自戒を込めて決意する。

すぐに飽きた娘はYouTubeを観ている。
ディズニーオルゴールの番組だ。
「悲しい音だね。楽しい写真なのにね」

多くの言葉を獲得していくだろう。
言葉の海に溺れないで泳ぎ切ってほしい。
自分の娘に対し、痛切にそう思った。

よろず相談所 One Love
日本メディカルコーチング研究所
所長: 原田文植