メモの効能


吉田さんは88歳女性。
在宅診療の患者さんだ。
娘夫婦と同居している。
往診時、娘は仕事で不在。
書き置きの手紙があった。

「先週下痢してたんですか?」
「ええ」


元気そうにシュウマイを食べている。

「朝からシュウマイ?」
「ええ」


朝からシュウマイは驚きだ。
いや、小麦で巻いたひき肉?

ソーセージマフィン!

「朝マックですね」
「ええ」
「吉田さん女学校出てる?」
「ええ」
「インテリやもんね。エエとこの子?」
「そんなことないですよ」


それからお父さんの話で盛り上がった。
お父さんはオシャレな人だったそうだ。
その時代オシャレだったお父さん。

「大好きだったんですね」
「大好きでした」


オシャレで音楽好きだったお父さん。
その娘だから朝マックも理解できる。

書き置きをすっかり忘れていた・・・