新米だと?


1歳の息子のコメ好きがハンパない。
おかずよりコメだ。
パンも好きだが今はコメだ。
コメが美味しすぎるからだ。

縁あって、新潟県牧村の会報誌の
コラムを書いている。
かれこれ4~5年になる。
原稿料はお断りしているのだが、
代わりに新米を送ってくれる。

これが美味すぎるのだ!

一番美味しいところは現地で
消費されるのだろう。
多分そこを送ってくれている。
そこらのコメとは別物だ。
「デザート」のようだ(主食失格?)。

1歳児でも違いがわかるのか?
子供の味蕾(味覚神経の受容器)は
約10,000個ある。
それが、加齢とともに減っていき、
高齢者だと3分の1ほどになる。


つまり赤ん坊の味覚は人生で最も鋭い。
子供の味覚をあなどってはいけない。
教育されていないだけだ。

うちの子の三つ子の魂は生涯に渡り、
主食「コメ」となるだろう。

『値下がり防止の減反政策で、
かえって米離れ加速』


日経かなにかの記事で読んだ。
昨今のパンブームでコメは肩身が狭い。
外国では空前の和食ブームと聞く。
健康志向は和食に走るそうだ。
和食だから、当然「コメ」だ。

日本人も健康が好きなはずなのに、
ラーメン屋やパン屋に行列する。
(くるくる寿司にも並ぶが・・・)

本当に美味いコメを食べてみては?
心底そう思う。

少々奮発して良いコメを食べよう!
(うちはもらっているが・・・)
113万戸しかない農家を助けよう!

年末に炊飯器が壊れたため、土鍋で
炊いていることも追記しておく。

号泣セラピー


早い話が
雰囲気はめちゃくちゃ大切だ
ということだ。

娘に注射を打とうとした。
インフルエンザの予防接種だ。

「イヤだ」

4歳児の自然な反応だ。
泣くまではいかないが、抵抗する。
身体をよじらせ、逃げようとする。

それを見ていた1歳の弟が号泣。
精一杯の援護射撃なのかもしれない。
「泣く」という手段しか使えない。

姉の「イヤ」が伝播したのだろう。
まだ姉に「痛み」は発生していない。

号泣をBGMに任務を遂行する
冷徹さが誇らしい。

本題に戻る。
雰囲気は大切だ、という話だ。
乱すヤツがいたってかまわない。
下手なヤツがいたってかまわない。

ただし、「雰囲気」への美意識は
一致していた方が良さそうだ。
そこが異なると割としんどい。
よほど体力がないと疲弊する。

幼稚園や小学校はかまわない。
ある意味それを学ぶ「場」だ。
色んな人がいて、その中で
どう立ち居振る舞うか?

病院などの高齢者がいる所では
雰囲気作りは絶対に重要だ。

言語化が難しい部分だと思う。

茶道や武道などの伝統の中に
ヒントがあると考えている。
理由は色々あるが、今回は
触れないでおく。

何千年、何百年のスパンで
生き残ってきたものは侮れない。


医学の持つ「効く」雰囲気。
ヒポクラテスに始まる2000年の
伝統に負うところが大きい。

どの世界も新規参入は容易ではない。
「号泣」という手法しか使えないと
救済することもできない。

それ、迷惑ですよ

早い話が
世界は誰かの仕事でできている
ということだ。

田島さん(74歳、女性)はホテルの

メイドをしている。

ブラック(?)ホテルのようだ。

あきらかに「こき使われて」いる。

先日は、台風の影響で田島さんしか
仕事に来れなかった。
「大江戸線は走ってたのよ」 

なんと一人で3棟のホテル20部屋を 

“made” したそうだ。

田島さんの仕事を知ってから、
ホテルでの過ごし方が変わった。

掃除する田島さんの姿を

思い浮かべるようになった。

ベッドを元の状態に戻して退室する。

誇らしげに田中さんにそう伝えた。

「それ一番迷惑なのよねえ」

どうせ回収するからそのままの
方がいい、らしい…
むしろ手間になるそうだ。
聞いておいてよかった。

これから気をつけよう。

田島さんの見た目は年齢より若い。
仕事で身体を動かしてきたお陰
かもしれない。
生活習慣病も落ち着いている。

いわば、労働の「副作用」だ。

膝や腰は、やはり痛い…
「74年間働きっぱなしでしょ?」
「息子に言われたの。

身体ボロボロじゃんって」

じゃあ、お前が全部面倒みろ!

と言いたい気持ちをグッと堪えた。

子供が、親に対して「他人事」
のような物言いをする。
決して少なくない。

正直、気持ちの良い話ではない。

高齢者の労働は増え続けるだろう。

「快適」の背後にいる高齢者たち。

「ちゃんと見てくれてますよ。

ええ席用意してくれてるはず」

天を指差してそう伝えるのが
精一杯だった。
田島さんは笑ってくれた。