言い訳サムライ

早い話が
もっと「言い訳」上手になれ
ということだ。

言い訳をするな!
幼少時から刷り込まれた価値観だ。


無口な人ほど素晴らしい。
おそらく「武士」の文化だろう。
そして「反省」を強いる。
済んだことは取り返せないのに…

政治家や著名人が問題を起こす。
糾弾され、会見をする。
みな一様に言い訳が下手だ。

火に油を注ぐ言い訳を
あえてしているのでは?

と思うこともある。

言い訳は本当に悪なのか?
もっと訓練した方がいいのでは?


上岡龍太郎は弟子のぜんじろうに
「芸人ならオモロイ言い訳をしろ」
と教えたそうだ。

ある日、遅刻をしたぜんじろう。
理由は?と問う師匠に
「向かい風が強かったんです」
と答えた。
「ゆるす」
以上。

ハワイからコカインを持ち込んだ
勝新太郎。
「なぜかパンツに入っている。
もうパンツ履かない」


もちろん遅刻もコカインも
しないにこしたことはない。
しかし、過去は取り返せない。
周囲をニンマリさせる言い訳なら
許してあげてはどうか?

ただでは転ばないのも武士だ!
気の利いた言い訳ができたら
水に流してあげる。

少なくともウチの家庭では
それを採用している。

返報性の法則

早い話が
タダより高いモノはない
ということだ。

妻が子供を迎えてに行く。
幼稚園の終業は14時だ。
「遅れて来る人おる?」
訊いてみた。
「少ないけどおる」

終業のあとも延長保育がある。
迎えに来ない親は甚だ迷惑だ。
園にとっては悩ましい問題だ。
実は実験結果がある。
保護者の遅刻が横行する保育園。
保育園がとった策。
遅刻してきたら10分500円の罰金制。
遅刻を減らす目的の苦渋の選択だ。

結果どうなったか?

遅刻が増えたのだ!
「払えばいいんでしょ」
そういう人が増えたのだ。
預かりに対価が発生してしまった。

すると恩義が権利に変化したのだ。

 

そんな話をしていた矢先。
妻のメガネの柄の部分が壊れた。
ネジがなくなったそうだ。
取り急ぎ、近隣の眼鏡屋に持って行った。
全国展開しているチェーン店だ。
なんと、無料で修理してくれた。
洗浄までしてくれてピカピカだ。
これには妻も参った。
料金を取ってほしいと心底思った。
次回そこで買わなきゃならなくなる。
下町にいてつくづく感じる。
贈答品の多いこと!
まあ手ぶらでどこにも行けない。
わらしべ長者にならされてしまう。
「お返し」の連鎖は止まらない。

妻は苦労しつつ勉強しているようだ。

人間は意外と払いたい動物なのだ。
この世で最も高価なモノ。
勿論おカネと比べ物にならない。
「ココロ」のことだ。