丁稚卒業


新しい人生がいよいよ始まる。
純粋にプレイヤーをさせてくれた
前職には感謝している。
給料を与え続けてくれた。
(増えなかったが・・・)

辞めてみて自分の甘さにも気づいた。
師匠である日野晃先生は
「12年間、丁稚やったと思えばいい」
という言葉をくれた。

記憶に残る「今日」になると思う。
いや、残りの人生全部
記憶に残る一日にしよう。


新たな課題を自分に与えることにした。

世の中の全仕事に対して傍観者になるな!

コロナ禍でよくわかった。
どこかの国で感染を収束させるには、
世界中同時に収束するしかないのだ。

世界中の全仕事のおかげで
世界は成り立っている。

24時間365日意識し続けるのは
簡単ではないかもしれない。
でも、そう決めた。

備忘録として残しておく。

そんなに怒るなよお


「喜怒哀楽のうち、
怒りと哀しみは積もるものであり、
喜びと楽しさは積もらない」

(有冨健(ありどみつよし))

朝日新聞の『折々のことば』で
見つけた。
自他ともに実感に合っているし、
おそらく本能的なものなのだろう。

野生時代の名残なのではないか。
瀕死の体験を繰り返さない
ために記憶しておく。

猛獣が出る場所や底なし沼を。
仲間の死から学ぶ必要がある。

「感情」を伴うから記憶できる。
怒りや哀しみは記憶の道具として
便利だったのだろう。

特に、物理的危険の多い時代には。

怒りや哀しみの感情は
人を賢くするとは思えない。
大切な感情だが、浪費はいけない。
現代はアホであることこそ、
身の危険につながるからだ。


もう少し「喜び」と「楽しみ」の
感情を大切にした方がいい。
本当にみな、喜びが足りない。
よく怒るわりには・・・

イチローは成功の秘訣を
「小さな満足の積み重ね」
と言っていた。
人一倍負けず嫌いだったはずだ。
でも人一倍喜んだのだろう。

「もっと喜べよ!」
と仲間に怒りを覚える矛盾。
成功への道は楽しい。

https://www.youtube.com/watch?v=iU5av55T2Yk

酒と薔薇の日々


大学の同級生の吉川君とお茶をした。
3時間くらい盛り上がった。
見晴らしのよい川沿いのカフェで。

旧友と会うと大抵、昔のとんでもない
悪事をとがめられる。

酒にまつわる失敗、女がらみ…
「そんなことあったなあ」
大笑いしながら勝手に盛り上がる。

「一生の思い出やなあ」
こちらの言葉に吉川君はただ苦笑い。

決して開き直っているわけではない。

ところで、映画のキモは「シーン」だ。
シーンにおいて、何らかの取引が行われる。
映画は「活動写真」と呼ばれていた。
シーンは動く写真の中で表現される。

シーンにしか意味がなく、逆に
無意味なシーンは全部切り取られる。

長くて3時間の中に、重要なシーンだけが
集まったものが映画だ。
(無駄なシーンの多い映画も多々あるが…)

映画は「記憶」に近い媒体だと思う。
記憶とは「ネタ化」されたシーンの集大成だ。

人間は一度見たものは見ないそうだ。
見ているフリをしているだけ。
神経は「変化」にだけ反応する。
脳のエネルギー消費節約のため、
生得的に備わった機能だ。

つまり無駄なシーンは記憶されない。
変化のない生活をしていると
ヘタしたら記憶ゼロになる。
死ぬ時に「ゼロ人生」になってしまう。

新型コロナのおかげで2020年は
忘れられない年になるだろう。
ぜんぶ「ネタ化」すればいい。

吉川君の名作(迷作?)映画に
出演できたことを光栄に思う。

繰り返すが、開き直っている
わけではない。