画になる人々


たまに実家に帰阪すると楽しみがある。
保存してくれている録画を観ることだ。
地元の特集を片っ端から
録ってくれている。

蔵前、鳥越、御徒町・・・
「画」になる街なのだろう。
大阪でも度々特集されている。

知っている人ばかり出てくる。
うちの患者さんばかりだ。
しかも、みな「慣れ」とる!

テレビに出るのを自慢するのは
江戸っ子の沽券に関わるのか。
誰も自慢しない。

「テレビ観ましたよ!」
とこちらが言っても。
「ホントは出たくないんだよね」
と喜びを隠せない。

経済には必ずしも反映しないようだ。
出演後、瞬間最大風速は吹くが、
すぐに静まるのが残念なところだ。

「匠」と呼ばれる職人さんも多い。
テレビでその仕事っぷりを見て、
腰を抜かすことになる。
気迫、真剣、気合・・・
「画」から漏れ出ている。


診療中は博打や、酒、趣味の話しか
しないオッチャンたちだ。
「酒多すぎるんじゃないの!?」
普段は、こちらが偉そうに説教している。
つまり「見損なっている」わけだ。

同時に誇らしくもある。
「画になる」患者さんたちに選ばれる
「画になる」医師・・・


アカン!勘違いするところだった。
ちゃんと「医療」をすることが大事。
銘記せねば・・・

天国日記(2)

この人の生きている「場」は?

患者さんと対峙しているとき、
意識するようにしていた。
いつの間にか、誰と対峙していても
そうするようになったみたいだ。
もはや「意識」はしていない。

旅行中は四六時中家族と行動する。
妻に指摘されてはっと気づく。
以前と人と接する態度が違うらしい。

出会う人全員が以前より印象的だ。

いつか犯罪事件の目撃者として
警察に招致されたら…
精度の高いモンタージュ写真作成に
協力できるかもしれない。

冗談はともかく、出会う人全員が
印象的になれば、寿命が延びたも
同然だ。
人生時間の密度が濃くなるのだから。

日々のブログも貢献しているの
かもしれない。

書くと決めているから、無意識が
材料(ネタ)を探しているのだ。
意識的にネタ探ししているつもりは
全くない。

海外では一層、相手の「場」の
バラエティが豊富になる。

この人はどんな世界を生きて
いるんだろう?

ちょっとしたやり取りでも頭が
フル回転するのがわかる。
海外旅行は脳に実によく効く。