知らなかったではすまされない

相手の理解力のレベル。
それを意識するよう心がけている。
相手に効かせたい言葉がある。
自分の思っている意味で
相手に伝わっているかどうか?

どうやっても伝わらない相手がいる。
心身ともに疲弊する…

知的障害を持っている可能性は?
グレーゾーンとされる人に対して
その視点は持ちにくい。
外からは気づきにくいからだ。

診断されていない、見逃された存在に
着眼した著書だ。

そういう人は非常に生きづらい。
その生きづらさがストレスとなり、
節度のない生活を送ってしまう。
犯罪者になってしまう。

「ホメる」も「傾聴」も効かない。
有効とされる認知行動療法も
期待通りの効果が出ない。
認知機能に問題があるからだ。

融通が利かない。
加減が利かないので不器用だ。
などの特徴がある。
イジメられたトラウマを持っている
ケースも少なくない。

早期発見が大切とのこと。
対策は打てるかもしれない。
社会生活をともにする存在だ。
歩み寄るしかない。

著者は学校教育に「視点」を
提供している。
1日5分でできるワークも。

みんなで生きていくしかない。
同じ時代と環境に
エントリーしているのだから。
無知も一種の認知機能異常だ。

オカルト?ちゃうちゃう

行動や習慣を変えたい。
そう思っている人は多い。

本屋に行けばよくわかる。
そういうよく本が売れている。

変わろうという決意はあるのだ。
決意が持続しないのだ。

なぜか?
意志の弱さ?
では意志って何?

これまた抽象的な言葉だ。
決意とよく似た言葉を使って
説明しても意味はない。

決意を忘れるからではないか?
忘れても人生は送れるからだ。
当然だ。
決意する前も人生を送れていた。
現状を持続する意志は強いと
言えなくもない。

決意を忘れないことが大切だ。
忘れない工夫の一例を紹介する。

生活習慣病の患者さんのケース。
習慣を変えないと治らない。
(変えずに薬だけ飲む人もいるが…)

たとえば
「お腹がへこまないんですよ」
という患者さんがいる。

忘れない環境づくりが必要だ。

ジムに通う?
ランニングする?
間食しない?
食べすぎない?

全部ムリに決まっている。
良い習慣とは何か、は皆知っている。
できないから医者に来ているのだ!

うちのやり方はこうだ。
「へこむようにしてあげます」
と言って、お腹を触る。
そして念を送る(←大事)。

真剣な顔で
「へこむ念を送っておきました」
これでOK。

ホントに効くのだ。

なぜか?
医者にお腹を触られて念を送られた。
それは記憶に残るからだ。
そう簡単に忘れられない
非日常経験だからだ。

自分のお腹を触る度に思い出す。
(主治医に念を送られたお腹だ!)

主治医との約束を守りたい
患者にはとてもよく効く。

ご利益が欲しい人!
触ってあげますよ♡

死に損なう

早い話が
死にかけるのも悪くない
ということだ。

関口さんは82歳の女性。
一昨年末に死にかけた。

来院したとき、真っ黄色だった。
腹痛と発熱もあった。
血圧も下がっていた。
軽いショック状態だった。

「急性胆管炎」と診断。

コネのある消化器内科へ紹介した。
入院治療で九死に一生を得た。

おデブさんだった関口さん。
退院後「ポッチャリ」に変身した。

死ぬ思いをしたのだ。
頑張るつもりはサラサラない。
悔いなきよう楽しむ。

もちろん同じ目には遭いたくない。
1時間4千円のスポーツトレーナー、
週4回の麻雀、週末は絵も習っている。
本人いわく「遊び代」に
月10万円使っているそうだ。

素晴らしいと思う。
できる人はやればいいと思う。

減量にも成功し、生活習慣病も
勝手に改善した。
残りの人生せいぜい価値あるものに
おカネをつぎ込んでほしい。

「全部使い切って死んで下さい」
最大限のエールを送った。

死ぬほどの病で死に損ねる。
望んでできるものではないが、
瀕死も「生」のスパイスになる。