集客セミナー


駅の中心地から少し離れたビルの4階。
居酒屋をやるにはかなり不利だ。
しかもこのご時世に喫煙可だ!

しかしこの居酒屋を訪れるのは5回目。
行く度にお客が増えていく。

最初に行ったときはガラガラだった。
でも店員の元気さが気持ちよかった。
やや特殊なシステムで珍しいお酒が
安価で飲める。
食べ物はどれも素材も味もイイ。

こないだはほぼ満員だった。
忙しくても店員の気配りは変わらない。
ちょっとした会話も成り立つ。

「ダボシャツかっこいいね」
「店長がそれぞれに似合うものを
選んでくれるんです」


なるほど!
リーダーの教育だ!
「それぞれに」というのが、やる気を
出させているのかもしれない。


「あなたは私にとって貴重な人です」
という態度をしっかりあらわすことが
挨拶の基本だと思っている。
それは、ビジネスだって治療だって
教育だってすべて同じはずだ。

リーダーの考えはスタッフに伝染する。
気配りも「感染症」だ。


話かけたくなる、目立つスタッフが
多いお店。
店選びをハズさないコツかも。

シモネタ

図書館で娘が用を足そうとした。
付き添った妻は困惑した。
和式だったのだ。

4歳の娘は生まれたときから洋式。
うまくできるかどうか?
杞憂だった。
大きい方も難なくこなした。

娘のあとで順番を待つ高齢女性。
綺麗な身なりの上品な女性だ。

「お嬢ちゃんうまくできるかな?」
「もうすぐ出ますからね」


申し訳そうに応える妻をよそに
「まだ出るよ」
とマイペースな娘。
女性は笑って、
「いいのよ。どうせ私オムツだし」

ようやく出てきた娘は不思議そう。
女性は娘にチラチラオムツを見せる。
それを見た娘は言った。
「あきひで君と同じだね」
1歳の弟のことだ。

女性は笑いながら

「あきひで君はいつかオムツが
取れるでしょ?私はず~っとよ。
おじいちゃんおばあちゃんは
赤ちゃんになっていくの。
オムツのま~んまなの」


明るく説明する女性。
娘もつられて笑っていた。

以上、妻から聴いた話だ。

親世代には出せないおおらかさだ。
学校教室でも習えない。
高齢者と子供たちが接するのは
絶対に必要なことだ。

自己犠牲というDNA


ハサミムシの雌は卵を守るために

ハサミを使って外敵を追い払う。

虫の世界では珍しいことらしい。
産みっぱなしがほとんどだからだ。

ハサミムシの母親は
産まれたての赤ちゃんたちに
自分の体を食べさせるそうだ。
食べさせている間も、外敵が来ると

ハサミを振り回して追い払うそうだ。

不覚にも泣いてしまった(今も少し)。

これを「愛」などと解釈するのは人間だ。

DNAに書き込まれている本能なのだ。

考えてみた。

ハサミムシから人間をみたとき、
泣けるエピソードはあるだろうか?

人間のお母さんの行動を見てみる。

安定の悪い二輪車に乗って、
鉄の塊の四輪の隙間をかいくぐり、
食糧を調達する。
刃物を使って、恐ろしい火を使って…

すべては家族のために…

その光景を見たらハサミムシも

涙を流すかもしれない。

主婦だけではない。

お父さんも見てみよう。

もみくちゃにされて
低酸素の電車に乗って出勤。
仕事が終わると、自傷行為と思える
冷たい飲み物で内蔵を冷やす。

なかば強制的にアホになる…

そして、お父さんもお母さんも、

血液と比喩されるおカネを払う。

自己犠牲の精神は虫のそれと比べて

遜色ないのでは?

虫と違うのは、本能ではなく、
すべて教育の成果だという点である。