死ぬために仕事?

「先生、スゴイです!」

看護師長に驚かれた。

9月から来た新しい師長だ。

外来のこなし方に驚いたようだ。

客観的に見れば、患者数も多いし、
テンションも高い。
しかし不思議と疲労はほぼゼロ。

楽しくて仕方がない。

以前はヘトヘトになっていた。
最近、就寝時は常に寝落ちする。

ということは疲労しているのだろう。

業務後の「自己研鑽」でより多く

エネルギー消費していると思われる。

なるほど!

外来業務は「発表会」だ!

医療はライブだ!出たとこ勝負!

患者さんが満足しなければ、
来なくなるだけ。
仕方がないし、それはそれでいい。
医者は全国に30万人もいる。

相性の合う医者を探すべきだ。

仕事でヘトヘトになっている。

そういう患者さんをよく見る。

たいてい病の原因は「仕事」だ。
考え方の「設定」を変えた方が

いいかもしれない。

「食うためにヘトヘトになってでも

するものが仕事」

きっとそれは産業革命以降生まれた、

特殊な定義だ。

面白い、時を忘れる仕事を選んでも

全然かまわないのだ。

人生で最も長い時間を費やす作業。

そういう人が多いのだから…

(『ヴェネツィアの出版人』オススメ)

出血大サービス

トウモロコシ1本158円
3本なら450円

気持ちだけ安くなるシステムだ。
しっかり者の妻は1本だけ購入。

こういうマーケティングにつられない。

そこをオジサンが通りかかった。
60代後半か。
買い物かごの内容が独居のそれだ。

終始ムスッとしている。

(おっちゃん、血圧に良うないで…)

心の中で職業が顔を出す。

オジサンはトウモロコシ3本をかごに。

娘(4歳)はそれを見逃さなかった。

「たっくさん買うねえ!好きだねえ!」

最近流行っている落語口調で呟いた。

照れたオジサンは吹き出した。

笑顔の健康への効果は計り知れない。

オジサンの寿命は延びたにちがいない。

帰りのエレベーターでオジサンに再会。

「もう、また会ったじゃない!」
とオジサンの肩を叩く娘。
さらに屈託ない顔で笑うオジサン。

早期ガンなら治りそうな笑顔だ。

確実に下町っ子に育っている娘。
ヘタな医者より健康に貢献してる。