令和の喫茶店


浅草で「雰囲気」な喫茶店に入った。
座った途端に店員がかけ寄って来た。
直ちに、非接触型体温計をオデコへ。

「ピッ」
37.5度だった・・・


顔色が変わる店員。

「ちょっと待って」
と余裕を見せつつ、冷たいおしほりで
広いおでこを拭く。

「もっかい測って」
「あピッ」
36.5度


安堵の表情を浮かべた店員は
「さすがです」
と意味不明の言葉を発した。

非接触型は顔の温度が上昇しにくい
人の場合、アテにならない。
逆に暑い中を歩いてきて、発汗が
少ない段階なら上がってしまう。
汗による「打ち水」効果がない
ままだからだ。


涼しいタクシーを降りて、5分ほど
炎天下を歩いたところだった。
最も高く出る状況だったと思われる。

この検温に意味があるのか?
まあ「やってる感」を出さないと
いけないし、やむを得ない。

入店時に検温され、タバコを
吸わさない喫茶店。

それが「令和時代の喫茶店」の
ニューノーマルなのだろう。

マスクもほどほどに


夏の屋外でのマスク着用の
リスクを各地で訴えている。
https://www.facebook.com/fumiue.harada/posts/2914489742013348?notif_id=1596420562883333&notif_t=feedback_reaction_generic&ref=notif
高齢患者さんが退出する際、声かけを
スタッフにも指導している。

一昨年、熱中症で1800人亡くなった。
梅雨明けの猛暑ですでに死者も出ている。
紫外線や高温多湿に弱いコロナが屋外で
感染する確率は限りなくゼロに近い。

ましてや人も出ていない夏の路上だ。

注意すべきは「熱中症」だ。
マスク着用で1400メートルの
高山トレーニングになる。
心肺機能にも悪影響だ。

平田さん(84歳女性)を見かけた。
手押し車を使って歩いている。
口元にはもちろんマスクだ。

「マスクしない方がいいよ」
「しなくていいんですか?」
「この暑さじゃ熱中症の方が怖いよ」


平田さんはマスクを外そうとしたが、
何となくためらっている様子だ。
ダメ押しを伝え、お別れをした。

(大丈夫かな・・・)

振り返ったが、マスクを外して
いなさそうな雰囲気だった。

人通りが少ない路上の上、炎天下。
それでも人の目が気になるのか?
高齢女性は、空気を読んで生きる。

翌日外来受診してきた平田さん。
「昨日はどうも」
「マスク外してなかったでしょ?」

本人に訊いてみた。

「昨日入れ歯してなかったのよね」
と恥ずかしそうに笑っていた。

盲点だった。
マスク下が無防備になっていることに・・・

口紅の売れ行きがよくないそうだ。
そういえば昼間から餃子を食べる人が
増えている(個人的調査)。

これもニューノーマル?