身を守る方法あれこれ

早い話が
「転ばぬ先の杖」は容易ではない
ということだ。

「抱っこひも」を使う主婦が増えた。
赤ん坊を固定するひものことだ。
胸の辺りで固定することが多い。
うちの一歳児にも使っている。

大阪に住む母親から連絡があった。
テレビで特集していたらしい。

「抱っこひもを外すイタズラ横行」

抱っこひもの背中の固定ホックを
外して立ち去る輩がいるそうだ。
当然、赤ん坊は落下する。
悪質極まりないイタズラだ。

対策法も特集されていた。

1.上着を着る
2.リュックを背負う
つまり、「ホックを隠せ」と。

関西のテレビ番組らしい特集だ。

昔テレビで観た特集を思い出した。
(それも関西の番組だった…)

当時、夜間に女性が車で拉致され、
連れ去られる事件が多発していた。
警察庁のOBが提案した予防策だ。

「夜もサングラスを着用すること」

拉致されるのは「か弱い」女性。
夜にサングラスをする。
「ただもの」には見えない。
よって、拉致されにくい。
というのが根拠だった。

一定の効果はありそうだ。

早速、身内全員に、
夜間サングラスを着用するよう
助言した。

ありえないような出来事だ。
しかし、一度出遭ってしまえば、
人生は180度変わってしまう。

自分が女ならできるだろうか?

実際、自分も災害などに対して
十分に対策しているとは言えない。

自分は大丈夫。
根拠なく高を括っている。

サングラスも同じ。
一生に一度遭遇するかどうかの
拉致事件の予防として、
毎晩サングラスを着用する…

やはり、皆ムリだった。
ただ一人、
うちのオカンを除いては…

みるみる痩せる走り方

早い話が
人間は「移動」してこそ機能する
ということだ。

最近ガラにもなく走っている。
隅田川のテラスを気の向くままに。

走ることを避けていた。
走った後の爽快感は嫌いでないが、
時間が勿体ないと感じていたのだ。

それが最近変化してきた。
走りながら色々できるからだ!
スマホの進化が大きい。

まず、音楽プレーヤー機能。
語学の勉強ができる!
速度を3倍速まで変えられる!
1時間走れば3時間分学べる。

自宅では絶対に食指が動かない。
通勤時間ゼロの身としては貴重だ。

次に、口述筆記能力だ。
最近、格段に機能が向上している!
走っている間に浮かんだアイデアが
そのまま文字起こしされる快感!
この機能を使わない手はない。

そして、水辺という環境がいい。
都会の光彩が川面に映るのが艶っぽい。
日の出の眩しさは少しキツイが…

心地よい疲労は最高の睡眠薬だ。
付加価値のお陰で走ることの喜びが
少し理解できた気がする。

気が向いたら止めるだろう。
飽きるまでは続きそうだ。
「頑張る」も「努力」もないのは
言うまでもない…

それ、迷惑ですよ

早い話が
世界は誰かの仕事でできている
ということだ。

田島さん(74歳、女性)はホテルの

メイドをしている。

ブラック(?)ホテルのようだ。

あきらかに「こき使われて」いる。

先日は、台風の影響で田島さんしか
仕事に来れなかった。
「大江戸線は走ってたのよ」 

なんと一人で3棟のホテル20部屋を 

“made” したそうだ。

田島さんの仕事を知ってから、
ホテルでの過ごし方が変わった。

掃除する田島さんの姿を

思い浮かべるようになった。

ベッドを元の状態に戻して退室する。

誇らしげに田中さんにそう伝えた。

「それ一番迷惑なのよねえ」

どうせ回収するからそのままの
方がいい、らしい…
むしろ手間になるそうだ。
聞いておいてよかった。

これから気をつけよう。

田島さんの見た目は年齢より若い。
仕事で身体を動かしてきたお陰
かもしれない。
生活習慣病も落ち着いている。

いわば、労働の「副作用」だ。

膝や腰は、やはり痛い…
「74年間働きっぱなしでしょ?」
「息子に言われたの。

身体ボロボロじゃんって」

じゃあ、お前が全部面倒みろ!

と言いたい気持ちをグッと堪えた。

子供が、親に対して「他人事」
のような物言いをする。
決して少なくない。

正直、気持ちの良い話ではない。

高齢者の労働は増え続けるだろう。

「快適」の背後にいる高齢者たち。

「ちゃんと見てくれてますよ。

ええ席用意してくれてるはず」

天を指差してそう伝えるのが
精一杯だった。
田島さんは笑ってくれた。