長生き玉子

健康長寿の患者さんに
「何を食べているんですか?」
と尋ねる。

実に千差万別だ。
「何でも食べる」という人もいるが、
「〇〇は絶対に食べない」という人が

意外と多い。

神田さん(95歳)は納豆を絶対に
食べないそうだ。
ただし玉子のこだわりはすごい。
神田さん御用達の玉子店を
紹介してもらった。
確かに美味しい玉子だった。
神田さんの健康長寿の源と知ると

ご利益があるような気がする。

世間の健康情報など気にせず
「これがいい!」と確信を持つ方が

いいのかもしれない。

吉田さんは84歳の女性。

最近胃の調子が悪い。

「クルミが原因だと思うの」
「クルミ?」
「テレビで言ってたのよ、良いって」
「クルミってリスの食べ物でしょ?
リスの上前はねたらあきませんよ」

「罰当たったのかな」

医師の立場から言わせてもらう。
いくら情報番組の宣伝が魅力的でも、
80歳を超えて、不慣れな食べ物に

挑戦するのはオススメしない。

自分の体で人体実験しているの

だから文句はないのだけれど…

ヒトの食に対するチャレンジ精神は
呆れるほどだ。

他の動物界ではあり得ないことだ。
リスも納豆は絶対に食べないはず…

オカルト?ちゃうちゃう

行動や習慣を変えたい。
そう思っている人は多い。

本屋に行けばよくわかる。
そういうよく本が売れている。

変わろうという決意はあるのだ。
決意が持続しないのだ。

なぜか?
意志の弱さ?
では意志って何?

これまた抽象的な言葉だ。
決意とよく似た言葉を使って
説明しても意味はない。

決意を忘れるからではないか?
忘れても人生は送れるからだ。
当然だ。
決意する前も人生を送れていた。
現状を持続する意志は強いと
言えなくもない。

決意を忘れないことが大切だ。
忘れない工夫の一例を紹介する。

生活習慣病の患者さんのケース。
習慣を変えないと治らない。
(変えずに薬だけ飲む人もいるが…)

たとえば
「お腹がへこまないんですよ」
という患者さんがいる。

忘れない環境づくりが必要だ。

ジムに通う?
ランニングする?
間食しない?
食べすぎない?

全部ムリに決まっている。
良い習慣とは何か、は皆知っている。
できないから医者に来ているのだ!

うちのやり方はこうだ。
「へこむようにしてあげます」
と言って、お腹を触る。
そして念を送る(←大事)。

真剣な顔で
「へこむ念を送っておきました」
これでOK。

ホントに効くのだ。

なぜか?
医者にお腹を触られて念を送られた。
それは記憶に残るからだ。
そう簡単に忘れられない
非日常経験だからだ。

自分のお腹を触る度に思い出す。
(主治医に念を送られたお腹だ!)

主治医との約束を守りたい
患者にはとてもよく効く。

ご利益が欲しい人!
触ってあげますよ♡