返報性の法則

早い話が
タダより高いモノはない
ということだ。

妻が子供を迎えてに行く。
幼稚園の終業は14時だ。
「遅れて来る人おる?」
訊いてみた。
「少ないけどおる」

終業のあとも延長保育がある。
迎えに来ない親は甚だ迷惑だ。
園にとっては悩ましい問題だ。
実は実験結果がある。
保護者の遅刻が横行する保育園。
保育園がとった策。
遅刻してきたら10分500円の罰金制。
遅刻を減らす目的の苦渋の選択だ。

結果どうなったか?

遅刻が増えたのだ!
「払えばいいんでしょ」
そういう人が増えたのだ。
預かりに対価が発生してしまった。

すると恩義が権利に変化したのだ。

 

そんな話をしていた矢先。
妻のメガネの柄の部分が壊れた。
ネジがなくなったそうだ。
取り急ぎ、近隣の眼鏡屋に持って行った。
全国展開しているチェーン店だ。
なんと、無料で修理してくれた。
洗浄までしてくれてピカピカだ。
これには妻も参った。
料金を取ってほしいと心底思った。
次回そこで買わなきゃならなくなる。
下町にいてつくづく感じる。
贈答品の多いこと!
まあ手ぶらでどこにも行けない。
わらしべ長者にならされてしまう。
「お返し」の連鎖は止まらない。

妻は苦労しつつ勉強しているようだ。

人間は意外と払いたい動物なのだ。
この世で最も高価なモノ。
勿論おカネと比べ物にならない。
「ココロ」のことだ。