他人事(ひとごと)


東海道新幹線の社内販売の
アイスクリームが美味しい。

カチカチに凍っていて溶けにくい。

そのアイスを前に笑顔の妻と
喜びのダンスをしている娘と息子。

幸せな光景だと思う。

寝たフリをしている父親には
一口も回ってこなかったが・・・

教育格差が広がっている。
そのことを受容している国民が
増え続けているそうだ。
それは仕方のないことだ、と。

さらに、教育を受ける機会に
差があることも仕方がない、と。

親の経済力という「既得権」が
子どもへの教育に影響する。
それをやむを得ないと考える人が
圧倒的多数になっているそうだ。


妻と経営している会社の大義は
「世界の子どもたちの医療と教育の
機会均等」
だ。
だから日本社会の考え方の傾向は真逆だ。

「自分の子さえよければ」という
近視眼は、将来恐ろしい形で
やり返される可能性がある。
超上流階級ならいざしらず、中流家庭が
機会の差を受け入れるのはまずい。

ドストエフスキーの言葉だ。
「各人はすべてのことについて、
万人に責任がある」


医療も教育も「社会共通資本」だ。
隣人の病気も無知も真の意味で
「ひとごと」にはなり得ない。

新幹線のアイスに幸せを感じる程度の
金持ちなので責任をはたすつもりだ。
大義を貫くために、なにができるか
考え続けなければ。