不登校からのエクソダス

中1の孫が不登校になった。

祖父小川さんの家に逃げ込んだ孫。
案の定、個室でゲーム三昧。

小川さんご夫妻は手を焼いていた。

とにかく引きこもりは良くない。

あの手この手で孫にはたらきかけた。

祖母であるまゆ子さんは早稲田大学出身。
自宅で英語を教えようとした。
孫は全然乗ってこない。
一緒にゲームを、と百人一首を始めた。
子どもの記憶力と反射神経はスゴイ。

まゆ子さんはすぐに孫に勝てなくなった。

今度は卓球に連れ出した。
当院の3階には卓球台がある。
卓球をしに当院に通い始めた。
外出成功だ!
3階にはピアノもある。
まゆ子さんはピアノも練習している。

2月にピアノを披露してくれた。

中2に進級した孫は登校し始めた。

進級してからは皆勤だそうだ!

祖父の小川さんは嬉しそうに言った。
「出無精だった女房が出るようになった。

孫のおかげですよ」

まゆ子さんには胃がない。
20年前に胃がんで胃を全摘した。
小分けで少量しか食べられない。
だから身体はガリガリだ。
それがイヤで出無精になった。
不登校の孫を連れ出したおかげで
自信が出たのか、すごく活発になった。
色んな会合にも参加するようになった。

これぞまさに「怪我の功名」だ。

親の難問をじじばばが解決した。

じじばばの難問を孫が解決したのだ。

後日談。
孫の百人一首の腕前。
校内で断トツ、無敵になった。

祖母の影響でピアノも始めた。

素晴らしい!