フルアテンション


先週末、講演を依頼された。
「なんとか暗示」効果を狙って
白衣で講演をするのが常だ。

なのに・・・
あろうことか白衣を忘れた・・・

「熱中症ですかね」

ととぼけるのが精一杯だった。
真夏の超ラフな衣装(?)のまま強行。
さいわい、講演はウケ、質疑応答も
大いに盛り上がった。

終演後、妻子と合流し、早めの夕食。
暑いので店探しに時間を食いたくない。
インスピレーションで昔ながらの
町中華に入ることにした。

厨房とホールはともにお爺さん。
今どき、タバコを吸いながら
調理する厨房のマスター。

結論から言えば、たたずまい通り、
メチャメチャ美味い中華だった!
ラーメン、チャーハン、餃子、麻婆
すべて美味い!

子どもらも喜んで食べていた。

会計後、訊いてみた。

「日曜はやってるんですか?」

気まずそうに首を振るおじいさん。

「何時までやってるんですか?」

おじいさんは悲しげに
「今日で閉店なんですよ。
こんなご時世だから」

と答えた。

「安倍さんとおんなじやん!
そしてボクとおんなじやん!
ボクもコロナ失業ですよ」


おじいさんは笑っていた。

「次」はなかった。
閉店直前に食べられたことは
はたして幸せなことなのか?


一期一会・・・
悔いなきよう一瞬一瞬に
フルアテンションするしかない。
次の舞台にメラメラ!
中華料理の火力のように・・・