
「喜怒哀楽のうち、
怒りと哀しみは積もるものであり、
喜びと楽しさは積もらない」
(有冨健(ありどみつよし))
朝日新聞の『折々のことば』で
見つけた。
自他ともに実感に合っているし、
おそらく本能的なものなのだろう。
野生時代の名残なのではないか。
瀕死の体験を繰り返さない
ために記憶しておく。
猛獣が出る場所や底なし沼を。
仲間の死から学ぶ必要がある。
「感情」を伴うから記憶できる。
怒りや哀しみは記憶の道具として
便利だったのだろう。
特に、物理的危険の多い時代には。
怒りや哀しみの感情は
人を賢くするとは思えない。
大切な感情だが、浪費はいけない。
現代はアホであることこそ、
身の危険につながるからだ。
もう少し「喜び」と「楽しみ」の
感情を大切にした方がいい。
本当にみな、喜びが足りない。
よく怒るわりには・・・
イチローは成功の秘訣を
「小さな満足の積み重ね」
と言っていた。
人一倍負けず嫌いだったはずだ。
でも人一倍喜んだのだろう。
「もっと喜べよ!」
と仲間に怒りを覚える矛盾。
成功への道は楽しい。
https://www.youtube.com/watch?v=iU5av55T2Yk