おカネがなくても生きていける?

元路上生活者を収容している施設がある。
利用者さんを数人往診している。

貧困ビジネスと揶揄されることもある。
しかし当院が関わっている施設は、

どう考えても行政より上手だ。

これが非常に手厚い!
全員そこそこ広い個室を持っている。
3度の食事はもちろん、介護も不足ない。
医療機関への相談も手際が良い。

利用者さんを数人往診している。
一筋縄にはいかない人が多い。
スタッフも堅気に見えない人が多い。
組織に所属していたかどうかは不明だ。

訊くこともないし…

とにかく雰囲気が独特だ。
しかし、バランスしているのだ。
ある意味「同類相憐れむ」の様相だ。
所内は笑顔も多く、明るい。

だから診療しやすいのだ!

以前ダルクとも少し関わったことがある。

よく似ている印象だ。

とにかく色んな事情でここに流れ着いた。
この場はシェルターなのだ。

シェルターと呼ばれる場の最大の問題。
それは高すぎる理念ではないだろうか?
スタッフの過剰なボランティア意識…
うまくやっている施設を見て実感する。
上から目線では人は心を開かない。
上から目線では何も始まらない。
医者は自分の仕事を淡々とこなす。
それしかない。