
「夏まつりやってもいいですかね?」
6月初めに町会長から相談された。
「全然OKでしょ!」
そう答えた。
8月の終わりに開催される夏まつり。
と言っても、昼間に町会の人たちが
ボランティアで行うお祭りだ。
子どもたちのために行われる
こぢんまりとしたものだ。
屋外でヨーヨー釣り、フランクフルト、
カレー、焼きそば、かき氷。
大人はビール(発泡酒)。
みなの楽しみはビンゴ。
景品はテレビなど意外と豪華だ。
屋外だし、時期的に全く問題ない。
そう思ってGOサインを出した。
昨日、町会長から
「中止することにしました」
と報告された(外来で)。
理由は、他の町会は軒並み中止。
うちの町会だけがやる、となると
他からみな集まって「密」になる。
なるほど・・・
「中止にした方がいいんじゃない?」
そういう返答が欲しかったのだ。
みなボランティアでやっている。
半ば義務的にやっている。
開催しない理由は無限に発明できる。
若者はお祭りは楽しみに来るが、
町会には参加しない。
ボランティアは高齢者ばかりだ。
ある意味、コロナは格好の
「エクスキューズ」だった。
感染症は文化・風習を変える。
変化のチャンスだ!