せっかちなサンタクロース

昨夜11時過ぎに電話が鳴った。
知らない番号だ。
地域の固定電話のようだ。
患者さん宅の可能性が高い。

「原田さんの電話でしょうか?」
男の声、しかも強い口調だ。
「はい、そうです」
「蔵前警察の◯◯と言います」


ついに来たか…
いやいや、自分に心当たりはない。
患者さんに何かあったか?

「赤のブリジストンの自転車。
これ原田さんのでしょうか?」


実は、一ヶ月前に自転車が盗まれた。
警察には届けていない。
色々考えた末、届けなかったのだ。
登録番号から見つけたそうだ。

「えっ、どこにあったんですか?」
「実は今乗っている人がいるんです。
人から貰ったと言っているんです。
まだ詳しくは話せないんです」


駐輪場に施錠して停めていた。
こちらに落ち度はないはずだ。
それだけにショックだった。

犯罪者に与えられる刑罰は?
そもそも警察がすべき仕事か?

(信じられないほど職質される!)
何より調書作成の時間の長さ!
届け出をせずにあきらめた理由だ。

新しい自転車を買うつもりだった。
色々ツッコミどころのある経緯だが
とにかく出てきたようだ。
「縁」のある自転車のようだ。

今度こそ大切にしよう。
来年は最高の一年になりそうだ。

それ知ってる

「それ知ってる」
結果を知っているという意味だ。
クイズ王者を目指しているのか?

つい「知識」収集に走ってしまう。
「知識」と「知恵」は違う。
「知識」と「教養」も違う。


結果に至るまでの無数のつながり。
そのすべてへの敬意。
本当の学びは職人の技術習得と近い。
膨大な時間とエネルギーが必要だ。
最近とみにそう感じる。

自分で階段を登っていく。
自分で地平を切り開く。
ようやく「自分」になれる。
他者と違う「自分」に。

それゆえ希少性が発生する。
希少性にしか価値はない。
「インスタントな知識コレクター」
は間違いなく淘汰される。
常に自戒しておこう。

心が折れていない人へ

「心が折れる」

いつの時代から使われ始めたのか?
比較的最近耳にするようになった。

「心が折れる」人に言いたい。

見たんか?

見えない心を「見える化」して、
自分に不利な状況をこしらえる。
人生時間のムダでは?

他のモノは大体、物理的に折れる。
断言する。
心は絶対に折れない!

苦境に立たされることはある。
かならず立ち直ることができる。
だけど、折れたら立ち直れない。

こういう言葉は世の中に多い。
「そのままの自分でいいよ」
とか。

アカンやろ…

窮地に陥った人を思考停止に
してしまう言葉たち。
救済できないし、助言も響かない。

自分の辞書から抹消しておく。
平静時には絶対に使わないと
心に決めておく。


あえてジョークで使うのは
ギリギリセーフ…
いや、やっぱり止めておこう。