マスクもほどほどに


夏の屋外でのマスク着用の
リスクを各地で訴えている。
https://www.facebook.com/fumiue.harada/posts/2914489742013348?notif_id=1596420562883333&notif_t=feedback_reaction_generic&ref=notif
高齢患者さんが退出する際、声かけを
スタッフにも指導している。

一昨年、熱中症で1800人亡くなった。
梅雨明けの猛暑ですでに死者も出ている。
紫外線や高温多湿に弱いコロナが屋外で
感染する確率は限りなくゼロに近い。

ましてや人も出ていない夏の路上だ。

注意すべきは「熱中症」だ。
マスク着用で1400メートルの
高山トレーニングになる。
心肺機能にも悪影響だ。

平田さん(84歳女性)を見かけた。
手押し車を使って歩いている。
口元にはもちろんマスクだ。

「マスクしない方がいいよ」
「しなくていいんですか?」
「この暑さじゃ熱中症の方が怖いよ」


平田さんはマスクを外そうとしたが、
何となくためらっている様子だ。
ダメ押しを伝え、お別れをした。

(大丈夫かな・・・)

振り返ったが、マスクを外して
いなさそうな雰囲気だった。

人通りが少ない路上の上、炎天下。
それでも人の目が気になるのか?
高齢女性は、空気を読んで生きる。

翌日外来受診してきた平田さん。
「昨日はどうも」
「マスク外してなかったでしょ?」

本人に訊いてみた。

「昨日入れ歯してなかったのよね」
と恥ずかしそうに笑っていた。

盲点だった。
マスク下が無防備になっていることに・・・

口紅の売れ行きがよくないそうだ。
そういえば昼間から餃子を食べる人が
増えている(個人的調査)。

これもニューノーマル?

さよなら


「今月いっぱいで辞めるんですよ」
「あら残念。せっかく慣れてきたのに」
と残念がってくれる佐々さん87歳。

12年間定期的に受診しているのだが・・・

「今月もっかい来るわ」
不要不急の受診を宣言する患者さんも
たくさんいる。

涙を流す患者さんもいる。
(この人が泣くの?)
ドライなタイプだと思っていた人に
案外泣かれる。

逆に熱いタイプと思っていた人が
「次の先生、どんな人?」
と「別れたら次の人」タイプだったり、
それも面白い。

小声で
「次決まったら連絡して」
と名刺を渡されることも。

一般外来も発熱外来も盛況だ。
発熱外来を始めた当初、風評被害も
あった。
スタッフだけでなく、患者さんも
訓練された。


去っていくリーダーにも関わらず
士気が下がることなく一生懸命
やってくれるスタッフには頭が下がる。

発するすべての言葉を「遺書」のように、
「遺言」のように大切にしていこう。

うがい術


「うがい薬欲しいんだけど」

例のアレか!
SNSでつながっている薬剤師が
「イソジン売り切れました!」
とつぶやいていた。

明治HDの株価が急上昇している。
イソジンの製造会社だ。
事前情報があったなら、
インサイダー取引だ。
ないとは思うが・・・

で、肝心の効果のほどは?

効くでしょ、それは。
うがいは効くのだから。
うがいは前から励行されている。
イソジンの殺菌効果が増せば
さらに効くに違いない。

以上!

ここぞとばかりに批判が殺到
しているのが実に不気味だ。

妊婦への危険、甲状腺疾患の危険・・・

そんなの当事者が普段から
注意すべきことだ。

イソジンは普通に売られているのだから。

血液内科医だった頃、抵抗力のない
患者さんには一日100回のうがいを
励行していた。

一度のうがいに10回のゴロゴロ。
1回うがいする毎にバイキン濃度は
10倍に薄まる。
2回うがいすれば100倍。
3回うがいすれば1000倍・・・

10回すれば?

100億倍だ!

それを一日に10度行うように。
そう患者さんに説明していた。

エビデンスは?

あったはずだが、今出せない。
でも指導効果は抜群だった。
イメージも湧きやすいし、
自分の所属していたチームは
全国的にも感染制御成績が良かった。

このうがいの「キモ」は?

とにかく回数だ。
それだけ回数をこなそうと思えば
いちいちイソジンを使えない。
「いつでも、どこでも」にイソジンは
むしろ邪魔だ。


何なら口に入れる水分なら
何でもいいと説明していた。
バイキンを薄めるのが目的だからだ。

とにかく・・・

鬼の首を取ったように、過去の
論文を出してきてイソジン否定に
走るのもヒステリックだ。
イソジンでも何でも良いから
しっかりうがいすればいい。


個別の疾患で不安があれば、
主治医に相談すればいい。
すぐに薬局に買いに走る人も、
ヒステリックに批判する人も
同じ穴のムジナだと知るべし。