コロナ対策失敗談


手袋をしたまま用を足した。
手袋をしたままファスナーを上げた。

ファスナーに手袋がはさまった!
手袋は破け、ファスナーに絡まった。
解決しようとするも不自由だ。
両手が手袋のままだからだ。

顔を触らないよう手袋をしている。
感染予防が目的だ。

ゴム手袋は複数回消毒も可能だ。
素手とはやはり勝手が違うことが
「玉に瑕(きず)」だ。

話は変わる。

仏壇がある家が多い。
線香を上げる際、ライターを使う。
ライターの丸いヤスリを回すとき
手袋したままでは不自由だ。

よし、うまく火が着いた!

と思ったら手袋にも着火した。
さっきのアルコール消毒だ!
もう一方の手でもみ消そうと
したそのとき、ハッと気づいた。

こっちも消毒後だ!

着火した手を振り振り、強引に消した。
アルコールがほぼ乾燥していたので
救われた。

実は、これは「実験室アルアル」だ。
実験現場では日常的に火を使う。
実験現場から離れて久しい。
もう一方の手を使わなかったのは
多少「三つ子の魂」だったのだろう。

幸い血圧測定中だったナースと
患者さんには気づかれなかった。

何事もなかったように診療を続ける。
これもプロの仕事・・・
であるわけはない。

コロナで儲ける人と損する人


「日本人はコロナの集団免疫を
持っている可能性が高い」

最近さまざまな場所で耳にする。

先日も某大学教授が記者会見をしていた。
論文発表ではなく、記者会見?

根拠は
「従来の検査キットより陽性率が上がった」
ということらしい。

教授が設立したベンチャー企業が
民間と協力したシステムだそうだ。

なるほど、そりゃあ記者会見だ!

この話の問題は前提の「甘さ」だ。
「日本の死者や重症率が欧米に比べて少ない」
からスタートしている。

???

日本ではなく、アジアの多くの地域では?
欧米という表現もガサツ過ぎる。

アジアで比較すると、日本のコロナ対策は
ダントツに失敗している。

これが世界の常識だ。

検査の少なさゆえ、外国から信用も
されていない。
ここで使う「外国」もガサツだった。
失敬。

週末、アメ横の飲み屋は昼間から
若い客で混み合っていた。
そのマインドは良いと思う。
若者は必要以上に我慢しなくていい。

感染経路が食中毒に似ていること。
高齢者と接する立場の人は感染しない
「根性」を維持すること。

とにかく「賢く」いることだ。

酒は高確率で人を「アホ」にする。
だから注意が必要だ。
アホは賢そうな人に騙される。

大学教授がこの程度の根拠で
嬉しそうに会見するなよ!


夜の中みな「カネ」に弱い。
良さげな情報に出会ったら、
「またカネの話?」
くらいでいた方がいいかも。

本当に集団免疫があれば嬉しいけどね。

2回戦突破を目指して


「うちは一回戦しか来ない店だから」
山本さん(66歳)は浅草で長年、
居酒屋を経営している。
「一回戦」とは「一軒目」という意味だ。
他の店で酔った若い客はリスキーだ。

「若い子が来ると常連が帰るのよ」
スナックママの佐藤さん(79歳)は嘆く。
スナックで歌って騒ぐのはもっぱら
ヒマな若者。

若者がコロナを媒介している。
そういう風評があるものだから、
年寄りは若者が来ると退散する。
会社の飲み会も自粛だらけだ。

良くも悪くも日本は「酒文化」だ。
酒の席で先輩から説教され、教わる。
そういう機会がなくなる。
世代間の分断はますます進むだろう。

先週末帰省した。
東京の医者の帰省は地方には迷惑かも
しれないが、帰省先は大阪だ。
みな1週間前に風邪を引き終わり、
PCR検査も確認済みだ。

数カ月ぶりに孫と再開する母親の
喜びようはなかった。
別れ際に孫から順番にハグされる
母親の嬉しそうな顔。

この景色が当たり前になるように
なんとか手を打とう。