言い訳サムライ

早い話が
もっと「言い訳」上手になれ
ということだ。

言い訳をするな!
幼少時から刷り込まれた価値観だ。


無口な人ほど素晴らしい。
おそらく「武士」の文化だろう。
そして「反省」を強いる。
済んだことは取り返せないのに…

政治家や著名人が問題を起こす。
糾弾され、会見をする。
みな一様に言い訳が下手だ。

火に油を注ぐ言い訳を
あえてしているのでは?

と思うこともある。

言い訳は本当に悪なのか?
もっと訓練した方がいいのでは?


上岡龍太郎は弟子のぜんじろうに
「芸人ならオモロイ言い訳をしろ」
と教えたそうだ。

ある日、遅刻をしたぜんじろう。
理由は?と問う師匠に
「向かい風が強かったんです」
と答えた。
「ゆるす」
以上。

ハワイからコカインを持ち込んだ
勝新太郎。
「なぜかパンツに入っている。
もうパンツ履かない」


もちろん遅刻もコカインも
しないにこしたことはない。
しかし、過去は取り返せない。
周囲をニンマリさせる言い訳なら
許してあげてはどうか?

ただでは転ばないのも武士だ!
気の利いた言い訳ができたら
水に流してあげる。

少なくともウチの家庭では
それを採用している。

神様が住む街

大阪にいた頃の話だ。
イギリス人とドライブしていた。
突然彼が叫んだ。

God!!

指差す方向には「神戸」と書いた看板。
「神=God」と漢字で覚えていたのだ。

非常に興味深かった。

それまで「神戸」に「神」を感じた
ことがなかったからだ。
神戸が「神々しい」街に変化した。
かどうかは知らない。

東京だと「神田」や「神泉」。
普段、神を意識しているだろうか?

「仏」がついている地名も調べてみた。
仏並、仏谷、仏向、仏子・・・

結構あった。
しかし心当たりのない地名だ。
すごく「仏」を感じる。
イギリス人になった気分だ。


人名でもそうだ。
「鈴木」という名字の人は多い。
しかし、リンリンと鳴るBGMは
聴こえてこない。

言葉は生活の中で「空気」になる。

「はじめに言葉ありき。
神は言葉であった」

(新約聖書「ヨハネによる福音書」)

神は空気のようにそこら中に
いるのかもしれない。

Get It On!!


中高の親友が息子を連れて
自宅に遊びに来た。
友人の息子一平は17歳。
10年ぶりの一平は別人だった。

最近の親子は本当に仲が良い。
音楽の趣味も似ているそうだ。
昔のロックが好きだ。
親子持参のCDに
「なんでT-REXやねん!?」
(もはやCDも古い!)

一平はうちの楽器に興味を持った。
ピアノは好きで弾いているらしく、
なかなかの腕前だった。

ギターで応戦し、何曲か
セッションをして遊んだ。
楽器ができない親友は
羨ましそうだった。

親友に楽器を始めるよう勧めた。
「センスないわ」
いらん一言だが、まあしゃあない。
少々お説教をたれることにした。

一平は化学が苦手らしい。
勉強の方法を助言し、興味が
もてそうな本をプレゼントした。

音楽の話、映画の話、
学問・職業の話で盛り上がった。

理工系に進みたいそうだ。
「ほな音楽一生懸命せなアカン」
聡明な一平はすぐに合点がいった。
お父ちゃんだけが「?」だった。

17歳。
どこにでも行ける。
時代のスペックを利用しまくって
どこまででも飛べばいい。

30年の歳の差。
羨ましいか?
そうでもない。
17歳のときは迷子だった。
楽しかったが…

これまでの30年、悔いはない。
今は道が決まってるから集中できる。
17歳に戻ったら大変だ。
30年もあると浮気してしまう。

48歳でちょうどええ。