天国日記(2)

この人の生きている「場」は?

患者さんと対峙しているとき、
意識するようにしていた。
いつの間にか、誰と対峙していても
そうするようになったみたいだ。
もはや「意識」はしていない。

旅行中は四六時中家族と行動する。
妻に指摘されてはっと気づく。
以前と人と接する態度が違うらしい。

出会う人全員が以前より印象的だ。

いつか犯罪事件の目撃者として
警察に招致されたら…
精度の高いモンタージュ写真作成に
協力できるかもしれない。

冗談はともかく、出会う人全員が
印象的になれば、寿命が延びたも
同然だ。
人生時間の密度が濃くなるのだから。

日々のブログも貢献しているの
かもしれない。

書くと決めているから、無意識が
材料(ネタ)を探しているのだ。
意識的にネタ探ししているつもりは
全くない。

海外では一層、相手の「場」の
バラエティが豊富になる。

この人はどんな世界を生きて
いるんだろう?

ちょっとしたやり取りでも頭が
フル回転するのがわかる。
海外旅行は脳に実によく効く。

天国日記(1)

『天国にいちばん近い島』
中学生の頃、ヒットした邦画だ。
映画は観ていない。
同名主題歌だけが頭の中で響く。
短調の曲だったはずだ。
声の主、原田知世の音程はあやしい…
今、ニューカレドニアにいる。
色々な「縁」でここにたどりついた。
何をしているか?
観光もせず、モノを書いたり、論文を
読んだりして過ごしている。
「やるべきこと」は何も変わらない。
ただ、場所が変わると視点が変わる。
気がする…
本当に美しい場所だ。
食べ物も美味い。
物価はとても高いが…
アルコールなしで十分ハイな
状態が続いている。
天国に近いからだろうか?
観光もしないのに、子供たちも
喜んでいる。
プールが冷たすぎるのが玉に瑕だ。
風が強すぎるからだ。
「蓋しといたらいいんじゃない」
という娘の提案に思わず笑った。
聞くと、年中風が強い場所らしい。
ただし、ウインドサーフィンの
大会中だけは風が止むそうだ。

みるみる痩せる走り方

早い話が
人間は「移動」してこそ機能する
ということだ。

最近ガラにもなく走っている。
隅田川のテラスを気の向くままに。

走ることを避けていた。
走った後の爽快感は嫌いでないが、
時間が勿体ないと感じていたのだ。

それが最近変化してきた。
走りながら色々できるからだ!
スマホの進化が大きい。

まず、音楽プレーヤー機能。
語学の勉強ができる!
速度を3倍速まで変えられる!
1時間走れば3時間分学べる。

自宅では絶対に食指が動かない。
通勤時間ゼロの身としては貴重だ。

次に、口述筆記能力だ。
最近、格段に機能が向上している!
走っている間に浮かんだアイデアが
そのまま文字起こしされる快感!
この機能を使わない手はない。

そして、水辺という環境がいい。
都会の光彩が川面に映るのが艶っぽい。
日の出の眩しさは少しキツイが…

心地よい疲労は最高の睡眠薬だ。
付加価値のお陰で走ることの喜びが
少し理解できた気がする。

気が向いたら止めるだろう。
飽きるまでは続きそうだ。
「頑張る」も「努力」もないのは
言うまでもない…