芸人と選挙

芸人が大好きだ。
告白すると芸人になりたかった。
いや、今でもなれるものならなりたい。
でも手を出せる世界ではないと知っている。

批判を覚悟で書く。
ヤクザ、芸人、水商売、格闘家、相撲取り、プロ野球選手
みな同じ穴のムジナだと思っている。
檻の中に入っているライオンやトラのような存在なのだ。
うっかり手を入れると、大ケガする。
だから堅気は距離を取って眺め、鑑賞して楽しむ。

実は堅気はみな、その世界が大好きだ。
『闇金ウシジマ君』は1700万部も売れている。
ヤクザ映画、マフィア映画はコンスタントにヒットする。

遠くで見ている分には間違いなく好奇心の対象なのだ。

幸か不幸か堅気の道を選んだ。
今生(こんじょう)では縁のなかった芸人の世界。

羨望込みで鑑賞することにした。

テレビを観なくなって久しい。
たまに目に入っても、自分の好みの芸人は出ていない。
同じ猫科でも「アメショー」や「ヒマラヤン」。
抱っこして「可愛い」と言えるヤツばかりだ。
だから逆にテレビを見る必要がないことに安堵する。

ライオンやトラしか芸人として認めていないからだ。

しかし、不思議と
「コイツらオモロイな」
は情報が入ってくる。

自分のアンテナが反応するのだ。

会見でボロボロ涙する。
「ホンマに芸人か?」
(やっさんもよく泣いていたが…)
性格悪いと言われるかも知れないが、
コントにしか見えなかったのが救いだと
勝手に思っている。
またまた批判を覚悟で書く。
芸人は薬物やろうが、反社と付き合おうが全然OK。
子どものお手本にならない?
イヤイヤ、十分お手本ですよ。
そんな人に囲まれても真っ当に生きてますよってに。
反面教師という言葉を知らない
自称「常識人」は本当に無知だ。
子どもに悪影響?
子どもをナメてはいけない。
キチンとした芸は子供でも感動する。

桂枝雀の落語に笑う4歳の娘を見て確信している。

ちゃんとした芸も見せずにおカネを欲しがるオトナの姿。
それが「最悪影響」なのだ。
芸人で儲けた吉本で儲けるテレビ局。
もっかい晒して骨までしゃぶり尽くすテレビ局。
吉本とテレビを利用する政治屋さん。

全く笑えない茶番だ。

少しは吉本興業も叩かれそうな空気だ。
奇しくも今日(7/21)は選挙。
火の粉が飛ばないでよかったね、一部政治屋さん。

ライブ!ライブ!ライブ!

映画『卒業(1967年)』のテーマ曲
『サウンド・オブ・サイレンス』
サイモン&ガーファンクル

産まれる前に劇場公開された映画だ。
だからリアルタイムではない。

以前ある映画監督が話していた。
劇場で聴いた主題歌の音のよさ。
観客で感動しない人はいなかった。
サウンドシステムはチープだった。
ドルビーサラウンドなんてない時代だ。
迫力、臨場感とも今より上のはずがない。

だけど超える音響に劇場で出会わない…

わかる気がする。

家電量販店の音響コーナーへ行く。
最新機器の音のクリアさに驚く。
誰が聴いてもクリアさははっきりわかる。
でも、何かが足りない。
何なのだろう?
無機質な感じがする。

CD登場以来、ずっと止まらない傾向だ。

アナログレコードが売れているそうだ。
実は、買いなおしてたまに聴いている。
レコードの方が、あきらかに音が芳醇だ。
ずっと聴いていたくなる。
とにかく「心地イイ」のだ。
クリアではないし、ノイズも多い。
ノイズさえも心地イイ!
逆に不自然にクリアな音は長く聴けない。
要するに、クリアさではないのだ。
クリアはすぐに醒める(冷める?)。

クリアの中に「人間の存在」は希薄だ。

やっぱりライブだ。
ライブの体感を大切にする方がいい。
良いライブを聴きまくった方が良い。
音楽は本来、鼓膜の振動にすぎない。
脳内で音楽に変換されるのだ。
つまり音楽は各々の頭の中で完成するのだ。

ライブの経験値が高いほど完成度は高まる。

音響はこだわればキリがない。
コストも限界知らずだ。
チープな音でさえもライブに変える能力。

それは人生が豊かになる能力だ。

タケコプターとVR

早い話が
脳内のリアリティが「リアル」を作る
ということだ。

リハビリの世界でVR(仮想現実)が
活用され、かなり成果が出ているそうだ。
実際に動かしていると錯覚する。
それにより神経がつながるのだ。
「思い」が「身体」に届くということか。
当たり前のような気もするが…

まだ誰も見ていない世界を描く。
漫画家は得意だ。
それを読者が脳内でイメージする。
デフォルメしたマンガの世界。
なのに現実と錯覚する。
マンガの中の世界の住人になる。
主人公に感情移入し、ときに涙する…

よくよく考えればインクの染みだ。

人間はインクの染みに涙できる動物だ。

加瀬さんと川辺さんはともに90代女子。
二人とも足が悪いので往診している。
加瀬さんは朝から晩まで韓流ドラマ。
乙女に戻り、イケメンに恋している。
川辺さんは亡き夫と文通して過ごす。

「交際手紙」と書かれた箱に数百通ある。

要するにリアリティを感じた者勝ちだ。
VRに負けないリアリティを自前で作る。
リハビリ以外にも色々応用できそうだ。
「願いは叶う」とは断言できない。
でも、願わないものは叶わない。
それは断言できる。
空飛ぶ車が近々売り出されるそうだ。
「タケコプター」を大きく超えてきた。
「マンガやん!」もあなどれない。