ホメられたい人?


「オイラ、ホメられたいんだよね」
ビートたけしが言っていたらしい。
あれほど大物になってもまだ、
ホメられたいのか…

「ホメられたもんじゃない」
最近そういう言い方を耳にしない。
この場合の「ホメる」の主語は
「世間」とか「社会」だろう。
「恥の文化」として、世間の目が強かった。

アメリカは金持ちがホメられる国だ。
だからトランプが大統領になれる。
違法スレスレであっても、金持ちは
成功者として認められる。

プロテスタントの国アメリカでは、
「勤勉に貯蓄」は美徳だからだ。
「清貧」や「武士は食わねど」が
ホメられる日本とは真逆の価値観だ。


金持ちは、決して「ホメられる」
ような記号ではない。
しかし、引け目を感じる必要はない。
カネを稼いでどんどん納税すればいい。

不安解消のために貯め込み、流れを
停滞させる金持ちが迷惑なだけだ。
稼いで社会に還元することだ。
そういう人はホメてあげたい。

というようなブログを今朝書いた。

読み返したが面白くない。
で、投稿保留にしていた。

午前中の往診で田岡さん(94歳)に
「先生は良い耳してるねえ。
カネが貯まる耳よ」

とホメられた。

「でしょ~でも鼻の穴が見えるので
カネが漏れていくらしいです」

入って出て幸せだね、と皆で笑った。

4人目の往診先で患者さんの妻から
「先生は良い耳してるねえ。
人の話をよく聴く耳よ」

とホメられた。

「でしょ~でも鼻の穴が見えるので
聴いた話が漏れていくらしいです」

ダメじゃない、と皆で笑った。

同行の師長が驚いていた。
二人に耳をホメられる日はまずない。
それほど印象的な耳でもないはず。
やはり朝「ホメる」をテーマに書こうと
したからだろう。

「求めよ、さらば与えられん」
というお話でした。

絶対に失敗しない方法


仲間と銀座「一宝」で遅い新年会。
中学時代からの親友の従姉も同席。
この姉さんとは30年近い付き合いだ。
美人なのに「ザ・関西人」というべく
しゃべくりと情の厚さで人望も厚い。


「人生の失敗」というテーマになった。
「ウチ、失敗ってしたことないねん」
姉さんは言った。
弟や友人から失敗談(?)のツッコミにも、
「そんなん”肥やし”やん」とうそぶく。

要するに「失敗」の定義の問題だ。
自分も同じタイプなのでわかる。

先日、
『高校時代の性格が認知症のリスクを
左右する』(JAMAサイコロジー)

という研究発表を読んだ。

適応力の高さを評価する性格項目評価が
高い青年期を過ごした人は,70歳までに
認知症になりにくかった、という研究だ。


高校生のときにインタビューし、
70歳まで追いかけたわけではない。
70歳が青年期を振り返ってるのだ。
どう物事を見るクセがついているか?
それがいわゆる「性格」なのだ。

過去の自分の性格を高く評価できる。
すべての自分の過去を美化する。
認知症になるどころか、ずっと幸せに
生きられるに決まっている!


「姉さん今年めっちゃ良うなるわ」
今年から増えた肩書「占師」としての
初仕事をした。

宗教はだれのため?


早い話が
「神の呪縛」から逃れるのは難しい
ということだ。


高齢者の家に行く機会が多い。
絶対に「仏壇」がある。
その真正面に「神棚」があることも。

お寺さんに往診した際にも、
立派な神棚があった。

お神酒で晩酌していたお宅も…

釈迦牟尼と八百万の神。
一神教から見れば、日本の宗教は
どれほどフシダラか!


著者はイランから米国に亡命した。
ムスリムから福音派に改宗し、
ムスリムに戻った。
いずれにしてもバリバリの一神教だ。
「創造主」の存在を確信しているはず。


本のタイトルは命がけなのか?
英語のタイトルは
“GOD A HUMAN HISTORY”
だったので少しニュアンスが違う。
安心した。

著者の主張は、神の擬人化が問題であり、
あまねく存在する神、つまり汎神論こそ
真理だとしている。


何のことはない。
「大日如来」がまさにそれだ。
著者は高野山にも行った方が
いいかもしれない…

日本のフシダラさが神様との
丁度いい距離感なのかもしれない。