チョコっと里帰り


「ホステスがみんな来ちゃうから」
吉永さん(72歳)は少々イヤミな
オッサンだ。
色々あって独身なので、
銀座遊びを続けている。

こんなご時世だ。
暇なホステスがみな吉永さんの
テーブルに集まるそうだ。
「3密」認定された第三次産業。
しばらく劣勢が続くだろう。

先月の血糖値が少し上がっていた。
「あれだよ。チョコレートだよ。
まだ胃の調子が悪いもん」


『聖バレンタインズデイ』のことか・・・
律儀に全部食い尽くす必要はない。

「里帰りさせてあげたら?」
「え?」
「カカオの産地アフリカへ。食った
ことのない子供たち喜びますよ」

とイヤミで返してあげた。

全世界鎖国状態。
アメリカの食料自給率は100%を
超えているらしい。
日本は38%。
非常時に無防備すぎる。

ふと考えた。

この機会、子どもたちと農業など
第一次産業を学ぶのはどうだろう?
自宅学習にも限界がある。
運動不足も解消できる。
自分の口に入るモノの意識が変わる。

何より「3密」とも無縁の職種だ!

早速心当たりに問い合わせたら、
快い返事だった。
ありがたい!
吉永さんにも声をかけてあげよう。

石けんの匂い


石鹸が日本で売り出されたのは
明治6年(1873年)だそうだ。

品質はイマイチな上に高い。
高価なくせに効果がなかった。

明治23年に花王が売り出し、
庶民に普及し出したが、
あいかわらず値段は高かった。

今、消毒アルコールが品薄だ。
当院の備蓄も底をつきつつある。
石鹸が活躍することになる。

石鹸の歴史もたかが150年。
つまり、石鹸以前もなんとか
してきたということだ。


衛生の悪さのせいで、多くの
生命が失われたことだろう。
けれど、
「石鹸さえあれば・・・悔しい」
と思う人はいただろうか?

情報」が産み出す欲は無限だ。
どっちが幸せかはわからないが、
この時代にエントリーしたのだから
情報と添い遂げるしかない。

大丈夫
(医者の「大丈夫」は効く)

石鹸もない劣悪な環境で
生き抜いた先祖の末裔だ。

人間の生命力はスゴイ。

コロナフルネス


興味深い数字の話をしてみよう。
世界では1年間に6000万人死ぬ。
日本の人口の半分くらいだ。
つまり、今年1月~3月までに既に、
1500万人死んでいる。


そのうち肺炎で亡くなるのは?
日本では死因の1割以上が肺炎で亡くなる。
途上国では肺炎の比率はもっと多い。
少なく見積もって1割として世界中で
150万人が肺炎で亡くなっている。


この間の新型肺炎の死者数は?
およそ2万人だ。

ちなみに中国の年間死者数は1000万人。
世界の死者の6分の1は中国人。
もちろん世界最多だ。
一日に3万人死んでいる。

中国で新型肺炎が見つかったのは、
昨年12月からだ。
4ヶ月間で330万人死んでいる。

さっきの計算と同じ比率で見れば
肺炎で33万人が亡くなることになる。
新型肺炎による死者数は?
3300人だから100分の1だ。

ちなみに日本の一日の死者数は?
約3000人だ。
そのうち交通事故死は12人だ。
新型肺炎で約60人が亡くなった。
これは交通事故死5日分ということだ。

今年、日本人は既に約25万人が亡くなり、
肺炎で約2万5千人が亡くなっている。
そのうち新型肺炎で60人が亡くなった。
2万4940人が他の肺炎で死んだのだ!

ちなみにその間に、交通事故で
なんと約1000人亡くなっている。
絶対に自動車は廃止すべきだ!